学校の先生

初めて支援学級の担任になったらすること3選

たか先生

こんにちは、たか先生です!

支援学級の担任になったけど何をしていいか分からない
支援学級の授業はどう考えればいいの?

初めて支援学級を担任することになった先生は、通常学級での経験があっても
初めてのことが多く戸惑うことも多いと思います。

自分も4年間、通常学級を担任してから支援学級に行きましたが、初任の時のような気持ちになりました。

この記事では初めて支援学級の担任をする先生に向けて
「とりあえずこれだけはやろう」ということを3つ紹介します。

  • 担当する生徒の把握
  • 自分の授業の確認
  • 支援学級の先生と仲良くなる

通常学級とは違う部分もたくさんあるので、最初は戸惑いばかりだと思います。

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担当する生徒の把握

支援学級では、担任する生徒が最大8人います。
まずはその生徒たちについて知りましょう!

個別の支援計画」というファイルがあると思うので、それを見るとその子に関するたくさんの情報を知ることができます。

  • 障害や病気の情報、対応方法
  • 通っている病院
  • 飲んでいる薬
  • 関係機関とのつながり(放課後デイ、相談支援事業所など)
  • 得意なこと、苦手なこと

上記のようなことが個別の支援計画から分かります。
これをまずは自分の担任する生徒のものを読んでみてください。

担任外の生徒の支援計画は余裕が出てきてからでもOKです。

自分が特に大切だと思っていることは

障害や病気の情報、対応について

好きなこと、苦手なことです

障害や病気の情報、対応について

学校で何より大切なことは「子どもの安全」です。

その安全を守るためにここはしっかり確認して、他の先生とも共有しましょう。

特に「てんかん発作」をもっている生徒がいる場合は、発作が起きた時の対応を確認しておかなければ、命の危険に繋がります。

また薬を飲むのは基本的に朝、夜が多いですが、昼に飲む場合もあるので、その場合は複数の教員で飲んだかどうかを確認します。

好きなこと、苦手なことについて

「好きなこと」は何でもいいです。キャラクター、ゲーム、電車などそれぞれ好きなことがあると思うので知っておきましょう。

好きなことを使って生徒のやる気を引き出したり苦手なことを頑張るエンジンにしたりすることができます。

苦手なことについて知っておけば、事前に対策ができますよね。

苦手なことの例
  • 大きな音が苦手
    イヤマフをしたり、席を後ろの方にしたりする
  • やることが分からないと不安になる
    見通しをもたせるために説明を丁寧に行う。
  • 勝ち負けへのこだわりがあり、負けるとパニック
    負けた時のセルフコントロールの方法を練習する。

実際に生徒に会ってみないと分からない部分もありますが、個別の支援計画を読むと、その生徒のイメージをすることができます。

自分の授業の確認

支援学級では、専門外の教科を教えることも多くあります。
自分も専門は体育ですが、美術を教えることもありました。

授業の流れを固定する

自分が授業を計画するときは流れを固定するようにしています。

特に支援学級では、50分間集中して授業を受けることが難しい生徒も多いので、
授業、活動自体は30分程度にしています。

例えば数学だと

10分
自立的な活動やゲーム的活動
  • プリントに1~100まで書いてあったそれを順番に消していく活動
  • トランプを使って足し算や掛け算をするゲームなど
10分
個別活動

支援学級では、それぞれの学力にかなり差があることが多いです。1人1人に合わせてプリントを準備し、個別で学習を進めていく時間です。

例えばAくんは掛け算のプリント、Bさんは足し算のプリントなど

30分
全体で授業

個別活動が終わったら、全体で授業を行います。ここで新しく学習することや話し合い活動などを取り入れながら学習を深めていきます。

こうやって授業の流れを固定すると生徒は見通しがもちやすく、メリハリがついて
集中して授業を受けることができます。

そして一度流れを作ってしまえば教員も授業準備が楽になりますよ。

基本的にはこの流れで行いますが、行事などで疲れていたり、落ち着かないようであったりしたら、全体での授業を先にするなど、生徒の様子を見て変えるのもありだと思います。

支援学級の先生と仲良くなる

支援学校や支援学級をしていて、一番大切なことは大人との関係チームワークだと思います。

お互いの考えを受け入れる

支援学級では、1人で授業をすることはほとんどなく、TTや支援員さんなど複数の教員で授業をします。

子どもがひとりひとり考え方が違うように、大人もひとりひとり考え方が違います。

考え方の例
  • ビシっと完璧を求めたい先生
  • 少し緩くても、余裕ををもたせたい先生
  • 作業を大切にしたい先生
  • 国数を大切にしたい先生

体罰や暴言などは当然アウトですが、子どものためを思っての考え方を真っ向から
否定するのは違う
かなと思います。

折り合いをつけてお互いに納得できるところで指導していくことが必要かなと自分は思っています。

計画は早めに出す

通常学級などで一人で授業をする場合は早くても遅くても良いと思います。

ただ支援学級では、複数で授業をするので、当日に「これをするので」ではなくて
少し余裕をもってTTで入る先生に伝えた方がいいと思います。

特に準備物がある場合やこの生徒についてほしいなどの要望は当日だと対応できないこともあるので早めに伝えましょう。

教員の良くない雰囲気は必ず生徒に伝わります。まずは教員間の関係を良くしてみましょう!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
たか先生
たか先生
特別支援学級担任
発達ゆっくりさんの息子をもつ30代特別支援学級担任。子どもの発達について悩むお父さん、お母さんや支援学級について悩む先生に向けてうまく子どもと関わる方法やおすすめのグッズを紹介します!
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