お父さん、お母さん

自閉症って治るの?

たか先生

こんにちは、たか先生です!

自閉症って治るの?
どうすれば落ち着いて生活できるの?
誰に相談すればいいの?

自閉症と診断されたらたくさんの不安があると思います。

そして日々の生活のなかでも子どものこだわり感覚過敏などに悩みがあるのではないでしょうか。

この記事では自閉症の子をもつ保護者特別支援で悩んでいる先生に向けて以下の
発信をします。

・自閉症の治療方法はあるの?

・落ち着くためにできることは何?

・自閉症かもと思ったら誰に相談するの?

自閉症の子はその子に合った支援をしてあげると
びっくりするくらい落ち着きます。
色々試してその子に合った支援を見つけてあげてください。

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自閉症って治るの?

現在の医療では治すことができません。

現在、自閉症の子にでできることは2つです。

・療育に通う
・薬を服用する

療育について

療育とは、生活していくうえで困難なことを減らしてあげる、または得意なことを伸ばしてあげることです。

例えば友達と会話をする時に自分の意見だけ言っていたら、相手とはなかなか仲良くなれませんよね?

そこで療育では、
・会話をするとき相手の話を聞くことも大切。
・話を聞くときは頷いてあげると相手は話しやすい。

生活していくために必要な力を身につけて、社会に適応できるようにしていきます。療育は色々な方法がありますが、その1つに「行動に注目する」というものがあります。

・静かする場面で話してしまう。
・公共の場でかんしゃくを起こしてしまう。

こういった問題行動があった時に「何でこんな風になってしまうんだろう」と考え、子どもに説明するのではなく、適切な行動ができるように誘導してあげる事を
専門用語で「行動療法」と言います。

簡単に言うと2つの事をするだけです。

  • 良い行動があったら褒める
  • 不適切な行動は無視

これだけかって思いますよね?自分もまだまだですが、これがなかなか難しい、、、

良い行動があった時、
・たまたまかんしゃくを起こさず過ごせた
・いつもより静かにできる時間が長かった

こういう良い行動があった時には、すかさずその場で褒めます。

泣かずに帰れたね!!」「静かにできたじゃん!!

そうやって良い行動があった時にくさん褒めてあげると子どもは褒めて欲しくて、その行動を増やしていけます。

不適切な行動があった時は徹底的に無視です。

かんしゃくを起こした時におもちゃを買ってしまうと

「泣けばおもちゃを買ってもらえるのか!!」

と思ってしまい、より不適切な行動が増えてしまいます。

だから我が家でも普通に「テレビ見たい」と言ったときは見せますが、大騒ぎをしたら絶対に見せません。笑

無視をするのは冷たいと思うかもしれませんが、それも愛情の1つかなと自分は思います。

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薬について

自閉症や発達障害を治す薬はありません。

じゃあ何をしてくれるかというと、発達障害の特徴的な症状を改善してくれます。

・パニックを抑えてくれる
・夜に眠りやすくしてくれる
・集中できる時間を増やしてくれる

こういった症状を改善し、精神的に安定して過ごせることで自分の好きなことに打ち込めたり、能力を発揮できたりします。

薬については、色々な考えがあります。その子の様子やお医者さんの意見を聞いて試してみるのも1つの方法です。

自閉症の子が落ち着く方法

自閉症の子どもをもった保護者の方は、その子のこだわりや感覚の過敏からすごく苦労されていると思います。

そういった子に有効な支援を紹介します。

耳よりも目に訴える

発達障害の子どもはからの情報よりも目からの情報の方が分かりやすいことが多いです。

例えば「幼稚園に行くよ」と言うのではなく、通っている幼稚園の写真を見せた方が子どもは理解してくれることがあります。

息子が何度言っても公園から家に帰らないときは、家の写真を見せると急に動き出してくれることがありました。

予定を先に伝えてあげる

自閉症の子は何をするか分からないことにすごく不安になります。

特にいつもと違う場所に行ったり、新しい場所に行ったりする時には先に伝えてあげると落ち着いて受け入れることができます。

「今日は幼稚園じゃなくて、病院に行くよ」と言いながら、病院の写真を見せる、目からの情報を入れてあげるとさらにステキな支援です!

具体的に伝える

自閉症の子はあいまいな表現が苦手です。

・ちょっと
・しっかり
・もう少し

など私たちはなんとなく「もうちょっとで終わるなー」とか「しっかりやらなきゃ」って思いますが、その何となくを掴むのが苦手です。

何かを伝えるときは「〜が終わったら」「あと5分で行くよ」など具体的に伝えてあげると受け入れて安心することができます。

常同行動を無理に止めない

常同行動とは意味のない繰り返しの行動です。

例えばずっとクルクル回っていたり、手をパチパチ叩いていたりする行動です。

常同行動がなぜ起きるのかはまだ正確に解明されていないようです。

しかし不安の気持ちが強いと常同行動が起きやすいことが分かっています。

そういった行動を無理に止めるとさらに不安が強くなり、パニックを起こしてしまうことがあるので、できる限り許容してあげましょう。

ただし自分や他人に危害を与えたり、危険に繋がったりする場合は止める必要があります。

常同行動が多く起こる時はその状況が不安なんだな理解してあげることが大切ですね。

発達が心配になったら誰に相談すればいいの?

発達障害のある子はなるべく早く関係機関と繋がって、なるべくく療育を開始できることが大切です。

もっと早く繋がっていれば、この子はもっとできる事があったんじゃないなと思うこともあります。早ければ早いほうがいいです。

発達が心配になったときの相談先

なるべく早くつながるために、最初に相談する場所は以下の3つかなと思います。

・幼稚園や保育園の先生

・市の福祉課や子ども課

・定期検診(1歳半検診、3歳児検診)

1番最初に相談しやすいのは

定期検診が1番相談しやすいかなと思います。

市の職員だけでなく、保健師さんや心理士さんもいるので、専門的な立場から意見をもらうことができます。

もし少しでも心配があれば、勇気を出して相談することをおすすめします。

もちろん最初から医療機関に行くという選択肢もあります。

しかし初診の場合は3ヶ月から半年待ちということもありますので、まずは談しやすい場所がいいと思います。

早くから関係機関と繋がっておくのは子どもにとっても、保護者にとっても良いことです。
一歩踏み出すのはしんどいですが、勇気を出してみると心が軽くなりますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
たか先生
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特別支援学級担任
発達ゆっくりさんの息子をもつ30代特別支援学級担任。子どもの発達について悩むお父さん、お母さんや支援学級について悩む先生に向けてうまく子どもと関わる方法やおすすめのグッズを紹介します!
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