自分の「すき」を知れる・伝えられるゲーム「すきなのどっち」を徹底紹介!
こんにちは、たか先生です。
保護者の方は子どもがテレビゲームやyoutubeばかりやっていて大人しくしてくれてはいるけどなんか「良くないなー」と思うことはありませんか?
支援学級の先生方は授業の導入で子どもに興味をもたせたり、自立活動の時間に
何をすればいいか分からないなんていうことはありませんか?
私は家庭や学校でよくカードゲームを使います。
家や学校でボードゲームをするとこんなメリットがあります。
- みんなで楽しめて、コミュニケーションを取れる。
- 手先を使うことが多いので、手先の巧緻性があがったり、脳を活性化してくれたりする。
- 学習のためになるものだけでなく、気持ちを落ち着けたり、自己理解のためのカードゲームもある。
今回は自分の「すき」を知れる・伝えられるゲーム【すきなのどっち】というカードゲームを紹介します。
【すきなのどっち】はカードに書かれた2つの絵を見て、好きなのがどっちか聞いたり、その理由を聞いたりする単純なゲームです。
【すきなのどっち】をすることで自分の「すき」を知れたり、お父さん、お母さんは今まで知らなかった子どもの「すき」を知ることができます。
単純なゲームで「いかとたこどっちが好き?」と聞いて「いか!」と子どもが答えていき、子どもは自分の好きを知ってもらうのが嬉しいのか「次は次は!」と楽しんでやってくれます!
すきなのどっちとはどんなゲーム?
「すきなのどっち」はカードに書かれた2つの絵を見て、どっちが好きか聞いたり、その理由を聞いたりする簡単なゲームです。
上の写真のようにカードに2つの絵が描かれています。絵もシンプルで情報量が少なく、小さい子どもや発達障害がある子でも落ち着いて楽しむことができると思います。
すきなのどっちに入っているもの
【すきなのどっち】には47枚のカードと取扱説明書が入っています。
すきなのどっちの遊び方
では、ここからすきなのどっちの遊び方を実際の写真を見せながら紹介していきます。
カードをよく切って山札を作ります。
ゲームを中心に進める人がカードをよく切ってみんなの真ん中に置きます。
順番にカードを引いて、机の上に置きます。
順番を決め、時計回りにカードを引いていきます。引いたカードはみんなに見えるように机の上に置きましょう。
遊び方(レベル1)
1番簡単な遊び方としては「どっちが好き?」と聞いて「ゾウ!」と答えてもらうだけです。特に理由は聞きません。カードは40枚以上あるのでどんどん次のカードに行ってもいいと思います。
その時にこんなことを親や先生が意識してあげるといいと思います。
- 大げさに驚いてあげる、共感してあげる
- 無理に答えを出そうとしない
「ラーメンが好きなんだねー!」「そうなんだ!!知らなかったよ!」など子どもが選んだものを対して大げさに驚いたり、共感してあげたりすると、子どもは自分のことが「分かってもらえた」という気持ちになり、ゲームがもっと盛り上がります。
ゲームをしていく中で詰まってしまう時があります。そんな時は無理に「どっち?」と選ばせなくても大丈夫です。
このゲームはどっちか選ぶだけでなく「どっちも好き」「どっちも嫌い」「選べない」色んな感情が出てくると思います。
だから選べない時はどんどん次のカードに進みましょう!
遊び方(レベル2)
レベルの2は「理由を聞く」です。
例えば「夏」か「冬」というカードが出て、「冬!」と答えた後に「なんで?」と聞いてみましょう。
冬を選んだ理由は「雪だるま作れるから」「夏はたくさん汗をかいて嫌だから」などちゃんとした理由を答えたり、「なんとなく」と答えたり、とんちんかんな答えを出したりすることがあるかもしれません。
でも「それは違うよ」と正してあげるよりも「〇〇くんはそういう風に考えたんだね」と認めてあげることがこのゲームでは大切だと思います。
もちろん年齢を重ねていけば理由を答えられた方がいいと思うので、選べるけど上手に答えられない時には
「冬はなんかおいしいものがあるからかな?」
「夏は何か嫌なことがある?」
など考えるきっかけを与えてあげると理由を言えるかもしれませんね!
遊び方(レベル3)
レベルの3は「両親や友達のすきを当てる」です。レベルの1と2では主に自分のことについて知るゲームでしたが、レベルの3は相手のすきを知ったり、「どっちが好きだろう」と相手のすきを想像して答えを出します。
正解は・・・・・・・・・・・・・・・「ぞう」でした!!なんで「ぞう」って分かったの?
こんな風に話を深めていくと子どもや生徒とのコミュニケーションが生まれ、関係をよくすることができると思います。
発達障害がある子は「相手のことを考える、想像することが苦手」だったりします。そんな子どもたちのトレーニングにも使えるのではないでしょうか?
すきなのどっちを遊んでみて
すきなのどっちを実際に遊んでみた感想です。
子どもとの関係を深められるゲーム
普段子どものことを分かっているつもりでも意外と子どものことを知らないことは多いです。すきなのどっちをやってみて一番良かったことは親が子どもの好きを知れたことでした。
「僕はこの前食べたお好み焼きが美味しかったんだー!」など「そうだったっだ!」と思うことがたくさんありました。
そしてゲームの内容がシンプルなので何歳からでもできるし、年齢に応じてレベルも調整できやすいと思います。絵もシンプルで素敵!
う~んと思う点
誰でも楽しめるのですが、カードの内容が未就学児だと分かりずらいカードもあるので「これはまだ分からないかな~」というのはあらかじめ抜いてもいても良いかもしれませんね。
カードは40枚以上ありますが、何度かしているうちにすべてのカードをやりきってしまうので、頻繁にやっていると結構早めに飽きられてしまうかもしれませんね、、、
すきなのどっちのまとめ
最後に好きなのどっちの感想と評価をまとめます。
- メリット
ルールが分かりやすくて、何歳からでもできる
年齢に応じてレベルが調整できる
子どもとのコミュニケーションのきっかけになる
- デメリット
頻繁にすると飽きられてしまう
未就学児には分かりずらいカードもある
普段なかなか知れない子どもの思っていることが分かり、関係を深められるゲームだと思います!!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。