学校の先生

支援学級を担任するメリット5選(教員のスキル編)

たか先生

こんにちは、たか先生です。

来年度支援学級を担任するかもしれない
支援学級のやりがいって何?

若い先生は経験のために支援学級を担任することがあります。
しかし人事などの関係で希望でなく、担任をするケースも少なからずあります。

私自身、教員2年目に特別支援学級を担任しました。
最初はイメージができず不安な気持ちでスタートしたことを今でも覚えています。

始まってみると大変なことももちろんありましたが、周りの先生の助けもあって、
楽しかったし、すごく勉強になりました。

この記事では支援学級を担任したことがない先生に向けて
支援学級の魅力(教員のスキル編)を5つ紹介します。

自分自身が支援学級を担任した主観も入っていますが、この記事を読んで「支援学級をやってみたい」と思ってもらえると嬉しいです。

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支援学級の魅力(教員のスキル編)

教員のスキル編ということで5つ紹介します。

いずれ通常学級に戻る気持ちがあるとしても、通常学級にもクラスに1人か2人は発達障害の子がいると言われているので、身につけて損はないスキルだと思います。

色んな先生の授業が見られる

支援学級は基本的に複数で授業を行います。
例えば体育はT1でメインに授業をするけど、美術ではT2となりサポートをするというような形です。

初任者で何も分からない時に誰かの授業を見させてもらいたいなということはありませんでしたか?他教科の授業だとしても自分の教科に生かせることはたくさんあると思うので、T2の時はサポートをしながら授業が上手な先生の技を盗みましょう!

授業の時に見るポイント
  • 話し方(話すスピード、抑揚)
  • 授業の進め方
  • 視覚支援などの準備
  • 個別で拝領が必要な生徒への声かけ
  • 他教科での生徒の反応

他の先生の授業を見ることは初任者を過ぎるとなかなかないことだと思います。
支援学級だと他の先生の授業を見ることができることは本当に大きなメリットだと思います。

専門外の授業を教える

支援学級だと専科の先生がいない場合は自分の専門ではない教科を教えることもあります。もちろん今まで教えたことがない教科なので、教材研究も時間がかかるし、
負担にもなります。

私も専門は体育ですが、国語数学はもちろん美術を受けもったこともありました。
支援学級では決まった教科書がないこともあるので、自分で1から計画することもありました。

国語・数学では、小学校用の学習サイトにすごくお世話になったので、初めて
支援学級を担任する先生はぜひ覗いてみてください。

幼児・小学生の無料プリント | ぷりんときっず (print-kids.net)

ちびむすドリル【小学生】 (happylilac.net)

中学生・小学生・高校生のテストや受験対策に!おすすめ無料学習問題集・教材サイト | iドリル  (iidrill.com)

プリントの印刷や活用方法などはそのサイトの注意事項
よく読んでお使いください。

文章力が鍛えられる

皆さんは文章を書くことが得意ですか?私はすごく苦手です、、、
初任の時は通知表の所見を35人書くのに泣きながら書いたことを覚えています。

支援学級を担任して思ったことは文章で書くことが非常に多いことです。
自治体によって違うところもあるかと思いますが、私の学校での通知表は全て文章表記です。

通知表と兼ねる場合もありますが他にも「個別の支援計画」「個別の指導計画
移行支援会議の資料」など本当にたくさん文章を書く機会があります。

最初は本当に大変でしたが、何年も書いていくうちに自分の中でルールができてきて、大分書くことが早くなったと思います。

通知表や支援計画を早く書けるようになるコツ
  • 過去の資料からどんな風に書けば良いかリサーチする。
  • 自分が使いやすいと思ったフレーズは覚えておく。
  • 自分なりに書き方のを作る。

1から作るのは大変です。過去の資料を見ながら他の人が
どんな風に書いているか知ってから書く方が早く書けると思います。

生徒一人一人とじっくり関われる

支援学級は通常学級と違い、教員1人が見ることができる生徒の数が最大で8人です。数が少ないので自分の担当する生徒をじっくり見ることができます。

通常学級でも生活面での指導をするかと思いますが、支援学級では「日生」と言って「日常生活の指導」が教育課程に組み込まれています。

支援学級では、学習面よりも生活面が重要になる場面も非常に多いので、「時間を見て行動ができる」「外に行った後はきれいに手を洗う」などそれぞれ目標を立て、
支援をしていきます。

生活面での指導をしているとその子の人生に関われている気がして、自分はそこがすごくやりがいを感じていました。

外部機関について理解ができる

通常学級を担任していて聞いたことがあったり、教員採用試験で勉強したことがあったりしても、いまいち分からない外部機関用語があったりしませんか?

支援学級を担任してるとほとんどの生徒が何かしらの外部機関との関わりやサービス・制度を使っているので、一緒に生活してると自然と理解ができてきます。

自分自身が支援学級をやって初めて知った言葉や理解した言葉を紹介します。
当たり前のように支援学級ではとびかっているので、知っておくと初めて担任をするときに焦らなくてすむかもしれません。

特別支援に関する知っておきたい用語
  • 放デイ
    放課後デイサービスの略。6歳から18歳までが利用でき、放課後や長期休みなどに日常に必要な訓練や学習のサポートなどを行う。
  • 個別
    「個別の支援計画」や「個別の指導計画」の略でよく使われる。
  • 就学奨励費
    障害をもつ保護者の経済的負担が軽くなるように学校に使う制服や学校の靴などを補助をする制度
  • 相談支援事業所
    本人に合った放デイを一緒に探したり、福祉サービスの説明をしたり、家庭と福祉を結ぶような役割。
  • 手帳
    「療育手帳」の略。知的障害のある子が取得できる手帳。
  • WISC
    現在はWISC-Ⅴになり、5つの項目から検査を行い、IQを算出する。

ここまで支援学級の魅力(教員のスキル編)ということで5つ紹介していきました。自分の周りだけかもしれませんが、支援学級を担任することに対してネガティブな
イメージ
をもっている先生も多くいると思ういます。

しかし実際にやってみると普通学級では経験できないようなことがたくさんあり、
いずれ通常学級においても役に立つと思います。

自分が支援学級に行くときに尊敬する先生から「特別支援は教育の原点だから」という話をいただきました。

この記事を読んで「支援学級少しやってみたくなった!」と思ってもらえれば幸いです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
たか先生
たか先生
特別支援学級担任
発達ゆっくりさんの息子をもつ30代特別支援学級担任。子どもの発達について悩むお父さん、お母さんや支援学級について悩む先生に向けてうまく子どもと関わる方法やおすすめのグッズを紹介します!
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