計算力と記憶力を鍛えるゲーム「トータス」を徹底解説!!
こんにちは、たか先生です。
今回は計算力とワーキングメモリを鍛えられるゲーム【トータス】を紹介します。
【トータス】は神経衰弱のようにカードをめくり、足して10になることを目指し、
最後に1番多く取った人の勝ちです。
【トータス】をすることで、計算をする能力が身につけられたり、発達検査WISCの
項目である「ワーキングメモリー」を高めることができます。
単純なルールで誰でも理解しやすく、偶然当たることもあるので、誰でも勝つチャンスがあります。10になったら「トータス!!」と叫ぶことでどんどん盛り上げっていきます!
「トータス」はどんなゲーム??
1〜10まで書かれたメダルがあります。
全てのメダルを裏返して神経衰弱のようにひっくり返していき、足して「10」になったら
「トータス」と叫び、メダルをもらいます。
最後に1番多く取った人が勝利です。
「トータス」に入っているもの
メダルが30枚入っています。
「トータス」の遊び方
では、ここから「トータス」の遊び方を実際の写真を見せながら紹介していきます。
①カードを全て裏返し、順番を決めます
②カードをめくり、足して10を目指します
③足して10になったら「トータス」と言います
カードを足して10になったら、「トータス!」と叫んでカードをもらいます。
「トータス」になった人は、もう一度カードをめくっていきます。
めくっていき10をこえたら、次の人のターンになります。
得点の方法
得点の方法はめくった枚数に応じた得点が決まります。
2枚めくって、10になれば2点です。
1枚めくって、いきなり「10」のメダルが出れば「トータス」です。
この「10」の位置さえ覚えていれば、点がもらえるし、偶然当たることもあるので
誰でも楽しめます!
4枚めくって、10になれば4点です。
④ゲームの終了
全てのカードがなくなる、もしくは残ったカードをどう足しても10にならなければ
ゲーム終了です。
最終的に1番多くカードを取った人の勝利です。
最後に4枚で「トータス」をしたりするので、最後の最後まで誰が勝つかは分かりません。
計算が苦手な子、覚えることが苦手な子でも、10の位置だけは勝手に覚えるように
なるので、本当に誰でも楽しく遊ぶことができます。
たか先生、オリジナルの使い方
ここからは自分が「トータス」を使っていて、こんな使い方ができるかなと思って
やってみたことを紹介します。
「トータス」は使い方によって、未就学児から小学校高学年くらいまで使えるくらい万能な使い方ができると思います。
数字の概念が教えられる
「トータス」の1枚1枚のカードには、数字の横にその数のドットが書いてある
デザインです。
このドットの数と数字をマッチングさせることで、数字の概念を未就学児でも覚えることができます。
4歳の長男は数唱(1〜10まで言える)はできるけど、数の概念がいまいち分かっていませんでした。
「トータス」のカードを見て、ドットの数を数えることで少しずつ数の概念が分かってきたと思います。
10以外の足し算の練習にもなる
トータスは基本的にゲームの中で10を作っていくゲームですが、通級指導教室など
1対1で算数を行う場合にも活用できます。
足し算の練習をするときは基本的に書くと思いますが、子どもは段々飽きてくると思います。
メダルを使って組み合わせを作らせれば、手を動かして、探しながら作るので、
子どもは楽しそうに取り組んでくれます。
10に組み合わせを3つ作ってみよう!!
四則計算をマスターできる
足し算の時と同じように「引き算」「掛け算」「割り算」「混じった計算」など応用ができます。 慣れてきたら時間制限を入れると子どもはもっと楽しめるかもしれませんね。
引いて「4」になる組み合わせを2つ作ろう!!
掛け算をして「16」になる組み合わせを2つ作ろう!!
割り算をして「2」になる組み合わせを3つ作ろう!!
「トータス」を遊んでみて
「トータス」を実際に遊んでみた感想です。
誰でも楽しめて、自然と計算が得意になるゲームです
このゲームを学級や自分の子どもたちとやってみて思うことは「誰でも楽しめる」ということです。
正直めくったカードを覚えていなくても、たまたま取ることができるので、2歳の息子でも参加して「トータス!」と言っています。笑
楽しいだけじゃなくて、自然と頭の中で足し算をしていて、暗算も得意になるし、
授業をしていて計算スピードが上がったような気がします。
う~んと思う点
本当にないです!
それくらいゲーム性もデザインもステキだと思います!
「トータス」のまとめ
最後に「トータス」の感想と評価をまとめます。
盛り上がり度 | (★4つ) |
誰でも楽しめる度 | (★5つ) |
算数が楽しくなる度 | (★4つ) |
記憶力のトレーニング度 | (★3.5つ) |
- メリット
どんなレベルの子でも楽しめる
「トータス!」と叫ぶと思った以上に盛り上がる
自然と計算に親しめる
- デメリット
ありません!
これを開発した人は特別支援に精通しているのかと思うくらいのゲームです。
どんなレベルの子でも楽しめるし、レベルの高い子はしっかりと計算力が身についたり、ワーキングメモリを鍛えられたりします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。